ぎんなんは何粒まで?大人は1度に10粒、子どもは食べさせない

剥かれたぎんなん
ぎんなん娘
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こんにちは、ぎんなん農家で働いていたことがあるぎんなん娘です。

ぎんなんは、大人で1度に10粒程度までにしておくのが安心です。

小さなお子さんには、食べさせないほうが安全です。

そして意外と知られていないのですが、中毒の原因になる成分は加熱しても減りません。

つまり「しっかり火を通したから大丈夫」という考え方は成り立たず、食べる量そのもので調整するしかない食材です。

この記事では、その理由と根拠になる資料、それから栄養素のデータをまとめました。

ぎんなんは何粒まで?大人は1度に10粒が目安

木の上に乗っている銀杏

このサイトでは、次の3つを目安にしています。

だれがどのくらい
大人1度に10粒程度まで
小さな子ども食べさせない
体調がすぐれないとき控える

ここで正直にお伝えしておきたいことがあります。

この「10粒」は、当サイトが上限の目安として決めている数字です。

国の機関が「10粒まで」と定めているわけではありません。

ネットで調べると「1日10粒」「大人は6〜7粒」「子どもは5粒」と、記事によって数字がバラバラなことに気づかれたかもしれません。

それには理由があります。

次の見出しで説明します。

なお、ぎんなんが出回る時期についてはぎんなんの旬の記事にまとめています。

「何粒まで」に決まった正解がない理由

公益財団法人 日本中毒情報センターは、ぎんなんについて注意喚起を出しています。

ただしそこに、粒数の上限は書かれていません。

示されているのは、次の2点です。

  • 小さな子どもにはギンナンを食べさせないようにしましょう。
  • 大人でもギンナンを一度に何十個も食べる、毎日たくさん食べるなど、食べ過ぎないようにしましょう。

数字が示されないのには、はっきりした理由があります。

中毒の起きやすさが、食べる人のビタミンB6の状態によって変わるからです。

ビタミンB6が不足ぎみの人は、少ない量でも症状が出ることがあるとされています。

実際、同センターは5歳以下の子どもが6〜7粒でけいれんを起こした例を把握しています。

つまり「大人なら何粒までは絶対に安全」という数字は、誰にも出せません。

そのうえで、このサイトでは「大人は1度に10粒程度まで」を目安にしています。

食べ過ぎを避けるいちばん確実な方法は、食べる前に上限を決めておくことだからです。

数を決めておけば、おかわりのときに迷いません。

この記事の立場

「10粒」は安全が保証された線ではなく、食べ過ぎないための自主的な上限です。

体調や年齢によって適量は変わるので、少ないぶんには問題ありません。

加熱しても、中毒の原因成分は減りません

ぎんなんの中毒の原因になるのは、ギンコトキシン(4′-O-メチルピリドキシン)という成分です。

この成分はビタミンB6とよく似た構造をしていて、体の中でビタミンB6の働きを邪魔します。

その結果、神経の伝達がうまくいかなくなり、嘔吐やけいれんなどの症状が出ることがあります。

そして、この成分は熱に強く、煮ても焼いても消えません。

素揚げにしても、茶碗蒸しに入れても、電子レンジで加熱しても同じです。

「生だと危ないけれど、火を通せば安心」と思われがちですが、そうではありません。

殻をむく方法は電子レンジを使った下処理にまとめていますが、どの方法を選んでも食べていい量は変わりません。

ぎんなんの栄養素|100gあたりのデータ

ぎんなんに含まれる栄養素を、公的なデータで確認しておきます。

文部科学省の食品成分データベースによる、ぎんなん(生)100gあたりの値です。

成分100gあたり
エネルギー169kcal
たんぱく質4.6g
脂質1.5g
炭水化物35.8g
食物繊維総量2.4g
カリウム580mg
鉄1.2mg
β-カロテン当量290μg
ビタミンC23mg

気をつけたいのは、これが100gあたりの数字だということです。

1度に食べる10粒は、100gにはとても届きません。

表の栄養素には、それぞれ体の中での働きが知られています。

たとえばカリウムは、体液の浸透圧を調整したり、ナトリウムの排出を促したりする働きを持つミネラルです。

ただしこれは「カリウムという栄養素の働き」であって、「ぎんなんを食べるとこうなる」という話ではありません。

10粒に含まれる量は、1日の食事全体から見ればごくわずかです。

ぎんなんは、栄養を摂るために食べる食材ではないと思っています。

秋のあいだだけ、少しだけ食べられるところに価値がある食材です。

量が限られているぶん、粒の質は味にそのまま出ます。

産地ごとの違いはふるさと納税のぎんなん返礼品の記事で、自治体別に比較しました。

子どもに食べさせるときの考え方

日本中毒情報センターは、小さな子どもにはぎんなんを食べさせないよう呼びかけています。

子どもは大人より中毒を起こしやすいことが知られているためです。

同センターに寄せられる相談も、子どもについてのものが多くを占めています。

家庭でとくに注意したいのは、料理に混ざってしまう場合です。

茶碗蒸しや炊き込みご飯にすると、自分が何粒食べたのか分からなくなります。

私はむかごと一緒に炊く炊き込みご飯を作るときは、炊く前に数えてから入れるようにしています。

いちばん確実なのは、子どもと一緒に食べる料理にはぎんなんを入れないことです。

大人のおつまみとして、別皿で楽しむ食材だと考えておくと安心です。

食べ過ぎたかもしれないときは

食べたあとに嘔吐やめまい、けいれんなどの症状が出た場合は、医療機関を受診してください。

様子を見てから判断しようとせず、気になった時点で相談したほうが安心です。

受診するときは、いつ、どのくらいの量を食べたのかを伝えられるようにしておくと、話が早く進みます。

だから「食べる前に数を決めておく」ことには、もうひとつ意味があります。

あとから食べた量を説明できる、ということです。

ぎんなんの食べ過ぎについてよくある質問

よくいただく質問をまとめました。

Q. 毎日食べても大丈夫ですか?

日本中毒情報センターは、毎日たくさん食べることも避けるよう呼びかけています。

毎日食べるのであれば、1回の量をさらに少なくするほうが安心です。

Q. 妊娠中は食べても大丈夫ですか?

妊娠中の摂取について、粒数の基準を示した公的な資料は見つけられませんでした。

気になる場合は、かかりつけの医師に相談してください。

Q. 冷凍したぎんなんでも、食べていい量は同じですか?

同じです。

冷凍しても加熱しても、中毒の原因成分は減りません。

保存の方法はぎんなんの冷凍保存にまとめています。

Q. 殻付きとむき身では、食べていい量は変わりますか?

変わりません。

粒の数で数えるので、殻の有無は関係ありません。

ただ、殻付きは1粒ずつ割ることになるので、自然と数を意識しやすくなります。

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まとめ|数を決めてから食べる

この記事の内容をまとめます。

  • 大人は1度に10粒程度まで(当サイトの目安)
  • 小さな子どもには食べさせない
  • 加熱しても中毒の原因成分は減らない
  • 「何粒までなら安全」という公的な基準は存在しない
  • 体調の変化を感じたら医療機関へ

少ない量でも、ぎんなんは十分においしい食材です。

数粒あれば一品になる料理は、ぎんなんのレシピにまとめています。

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プロフィール
ぎんなん娘
ぎんなん娘
元ぎんなん農家アルバイト
ぎんなんの名産地で生まれて、幼いときからぎんなんを食べて育ってきました。大人になってからは、ぎんなん農家で働いていたこともあります。このブログでは、ぎんなんの魅力をたっぷり紹介していきますね。
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