【まとめ】ぎんなんの収穫量ランキングと推移|愛知と大分がトップを競う! – 農林水産省「特産果樹生産出荷実績調査」1970〜2022年データ

ぎんなん娘
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こんにちは、ぎんなん娘です。

「ぎんなんの名産地といえばどこ?」と聞かれたら、皆さんはどの県を思い浮かべますか?

私は生まれ育った愛知県・祖父江が一番だと思っていたのですが、実際にデータを調べてみると意外な結果が出てきました。

そこで今回は、農林水産省の最新データをもとに、ぎんなんの収穫量ランキングとその推移をご紹介します。

ぎんなんは秋の味覚として人気があり、観光やふるさと納税でも注目される食材。

ぜひこの記事で、産地ごとの特徴を知っていただければ嬉しいです。

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最新データで見る「ぎんなん」収穫量ランキング

2022年の農林水産省「特産果樹生産出荷実績調査」を確認すると、次のような傾向が見えてきます。

  • 愛知県と大分県が、毎年トップを競り合う構図
  • 青森県から鹿児島まで、全国各地で一定の生産量がある
順位都道府県収穫量主要な産地
1大分313.4豊後高田市、日出町、宇佐市
2愛知263.9稲沢市、一宮市、春日井市
3福岡59.8朝倉市、宮若市、うきは市
4静岡46.7静岡市、富士宮市、裾野市
5熊本31錦町、津奈木町、美里町
6愛媛18.3大洲市、伊予市、松山市
7岐阜14.3恵那市、中津川市、羽島市
8栃木13.2大田原市
9東京11.6三鷹市、立川市
10青森10.5五戸町、三戸町
11茨城10石岡市
12石川9.2金沢市、加賀市、珠洲市
13宮城7.7栗原市、川崎町、涌谷町
14富山7.2南砺市、立山町、滑川市
15群馬6.2前橋市、甘楽町、上野村
16千葉6市原市、木更津市
17鹿児島5.9垂水市、伊佐市、曽於市
18福井4.6福井市、永平寺町、大野市
19佐賀4.5嬉野市
20徳島3.8つるぎ町、美馬市、板野町
21長野1.4箕輪町、飯島町、中川村
22和歌山1.3有田川町
23山形1.2鶴岡市
24福島1.2田村市、三春町
25高知1四万十市
26京都0.7宮津市
27香川0.1三豊市
28三重0御浜町

愛知・大分・福岡のぎんなん収穫量の推移をグラフ化

主要な産地である愛知・大分・福岡のデータをまとめると、年ごとの生産量の増減もよく分かります。

  • 大分県:2019年に474tと過去最高を記録。その後は減少しつつも、2022年時点で全国1位を維持。
  • 愛知県:2000年以降、200〜280t前後で安定。全国シェアは常にトップクラス。
  • 福岡県:かつては100t超の水準だったが、2020年代は60t前後に低下。

私が生まれ育った愛知県稲沢市祖父江町は、樹齢100年以上のイチョウが立ち並ぶ名産地。

観光地としても知られており、毎年秋に「そぶえイチョウ黄葉まつり」が開催されます。

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大分県も収穫量が多く、ふるさと納税の返礼品として人気。

香ばしく大粒のぎんなんは、食卓を彩る秋の贈り物として選ばれています。

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全国の収穫量推移(1970〜2022年)

全国の収穫量は、1970年代から増減を繰り返しながらも、2000年代に入って大きく伸びました。

  • 1970年代:180t前後で推移し、やや小規模な生産体制。1979年には87tまで落ち込みました。
  • 1980年代:徐々に増加し、1989年には346tに達するなど安定成長。
  • 1990年代:1990年代前半は200〜300t台で推移し、1996年以降は増加傾向。1998年には400t超えを記録しました。
  • 2000年代:2001年以降は400〜500t台を維持。2007年には768tと大きく伸び、ピークを迎えました。
  • 2010年代:2010年は488t。その後は増減を繰り返しつつも、2019年に784tと過去最大規模に到達。
  • 2020年代:2020年は673t、2021年は718tと高水準を維持。直近の2022年は637tで、依然として安定的な生産量が続いています。

まとめ

  • 最新(2022年)のトップは 大分県(313t)、僅差で 愛知県(264t) が続きます。
  • 福岡県は3位を維持しているものの、かつての勢いは落ち着いてきました。
  • 全国的には2019年をピークに減少傾向にあります。

ぎんなんの主要産地は時代とともに変化しつつありますが、愛知と大分の二大産地が日本のぎんなん栽培をけん引している点は変わりません。

ランキング表やグラフ等は、農林水産省「特産果樹生産出荷実績調査」によるデータを、編集または加工し、ぎんなん娘が作成したものです。

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ABOUT ME
ぎんなん娘
ぎんなん娘
元ぎんなん農家アルバイト
ぎんなんの名産地で生まれて、幼いときからぎんなんを食べて育ってきました。大人になってからは、ぎんなん農家で働いていたこともあります。このブログでは、ぎんなんの魅力をたっぷり紹介していきますね。
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