こんにちは、ぎんなん農家で働いていたことがあるぎんなん娘です。
みなさんは、ぎんなんに種類・品種があることをご存知でしたか?
どれも同じように思われがちですが、品種によって違いがあります。
見分けるのには、コツや経験が必要ですが、知っていると、ぎんなん選びが楽しくなります。
この記事では、メジャーな品種のことを解説していきますので、ぜひ読んでみてくださいね。
▼「ぎんなん」について、深く知ってもらいたいので、こちらの記事も読んでいただけると嬉しいです。
久寿(久治)
久寿(久治)は、「きゅうじゅ(きゅうじ)」と読みます。
私が生まれ育った愛知県稲沢市祖父江町山崎地区に原木があります。
栄左衛門さんが植えたイチョウの樹を、息子の久次郎さんが「久治」として出荷したのが始まりと言われています。
接木したあと、5〜6年くらいで実をつけ始めて、8月中旬〜10月中旬に熟してきます。
実の特徴は、大きくて丸形であること。
もっちりとした食感で苦味も少ないですよ。
栄神(栄信)
栄神(栄信)は、「えいしん」と読みます。
原木は、祖父江町神明津地区にあります。
栄次郎さんが植えたもので、神明津で育ったものなので、「栄神」と名付けられたとのこと。
他のイチョウより、1ヶ月くらい落葉が遅いのが特徴です。
実は8月中旬〜10月中旬に熟し、長円形をしています。
保存期間が長くて、例年4月くらいまで出荷されていますよ。
金兵衛
金兵衛は、「きんべえ」と読みます。
祖父江町桜方地区に原木があって、金兵衛さんが植えたことが由来になっているとのこと。
枝を開くように広がって成長し、年を重ねると、だんだんと垂れ下がっていきます。
接木したあと、3〜4年で実るようになります。
出荷も、7〜8月と早めのため「早出しぎんなん」と言われています。
実の形は、長円形をしているのが特徴です。
藤九郎
藤九郎は、「とうくろう」と読みます。
岐阜県瑞穂市に原木があり、接木後の成長は、6〜8年と長いのが特徴です。
実が熟してくるのは、8月中旬〜10月中旬になります。
粒がとても大きくて、艶があり、まんまるな形も特徴です。
保存性も優れていて、4月ごろまで出荷が行われています。
まとめ
ここまで私が知っている種類・品種について、ご紹介してきました。
けれど、地方によっては、もっとたくさんのぎんなんがあるはず。
まだまだ勉強不足なので、知っている方がいたら、ぜひ教えてください。
ちなみに私は、久寿(久治)が一番美味しいと思っています。
生まれてからずっと食べているからかもしれませんが、サイズ感と味のバランスが絶妙で、好みなんです。
こちらに、ネットで注文できるサイトをまとめているので、参考にしてみてくださいね。
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